
あなたの周りに”アイデアマン”と呼ばれる人はいないだろうか?
「問題に対して誰も思いつかなかった、斬新なアイデアで解決する」
「アイデアが泉のように湧き出てくる」
「様々な状況にあった提案ができる」
そんな、誰もがうらやむアイデアマン。
自分もなりたいと思いつつ、
「私にはそんな発想力はない」
「アイデアマンには生まれ持った才能があるんだ」と諦めていないだろうか。
でも、アイデアマンと呼ばれる彼らも、私たちと同じで特別ではないとしたら?
たった60分で読める本に、アイデアの生み出し方が書いてあるとしたら?
こんにちは。ドムドムです。
読書と本の収集が趣味の、本が大好きな私が、
「面白い!」
「悩みや疑問と向き合えた!」
「新たな知識の扉が開いた!」
と感動したおすすめの本を紹介します。
アイデアマンに憧れる人におすすめの本は、
『アイデアのつくり方』です。
本の概要
・タイトル:アイデアのつくり方
・著者:ジェームス・W・ヤング
・ページ数:102ページ
著者は、若くして広告代理店に勤め、アメリカ広告業界にその名を残した”ジェームス・W・ヤング”氏です。
広告代理店というアイデアを出してなんぼの世界で、魅力的な広告(アイデア)を生み出し続けた著者が、「アイデアを生み出す公式」を惜しみなく伝えてくれるのが本書『アイデアのつくり方』です。
本の帯に書かれた宣伝文句「60分で読めるけれど、一生あなたを話さない本」の通り、約100ページの本で、60分ですらすら読めます。
「100ページ程度で何が分かるんだ」と侮ってはいけません。
本書は1940年に原書が発行されて以降、85年の長きにわたり、多くの読者に影響を与えてきました。
私も影響を受けた1人です。
優れたアイデアを出せる人は、「生まれ持った才能があるもの」と思っていましたが、そうではなかったことが、衝撃でした。
そして、アイデアを生み出すためには方程式があり、誰でも実践可能なことに。
この記事では、「私が得た教訓」「アイデアを生み出す方法」を紹介します。
アイデアは、「既存の技術の新しい組み合わせ」

「アッと驚く」斬新なアイデアや、奇抜な発明品はどのようにして生まれるのか、ご存じでしょうか?
「天才が一夜にして思いついた」
「アイデアマンの脳内には、常人にはない何かがある」そうではないようです。
突然、新しいアイデアや発明が誕生するのではなく、
アイデアは、既存の技術(モノ)の新しい組み合わせなのです。
1つ1つは既存の技術(モノ)ですが、誰も思いつかなかった新しい組み合わせになると、アイデアになる。
重要なのは、「既存の技術」と「新しい組み合わせ」この2点だと思います。
まず、「既存の技術」であること。
組み合わせるにしても、知らないものは組み合わせることはできません。
ピアノを知らない人が、「ピアノを弾きたい!」と思わないのと同じです。
そして、「新しい組み合わせ」であること。
既存の技術(モノ)は、調べれば誰でも知りえる情報です。
誰もが知っていて、少し考えれば思いつく組み合わせでは、新しいアイデアにはなり得ません。
既存のモノ同士の組み合わせでありながら、誰も思いつかない組み合わせにすることが重要なのです。
PPAPでアイデアを考えてみよう
「既存の技術(モノ)」と「新しい組み合わせ」。
「分かりやすい、いい例はないかな~」と頭を捻っていると、「これだ!」と思う例がありました。
それは、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」です。

(画像引用:illust Mansion)
ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)は、2016年に日本のみならず、世界中ではやった歌?です。
記憶に残るリズムと、ピコ太郎さんのダンスは、印象に残っている人も多いと思います。
ペンパイナッポーアッポーペンこそ、「既存の技術(モノ)」と「新しい組み合わせ」によって誕生した、新しいアイデア(発明)ではないでしょうか。
ペンパイナッポーアッポーペンを構成するのは、ペン-パイナップル-アップル-ペンです。
ピコ太郎(古坂大魔王)が、ペンもパイナップルもアップルも知っていたから、歌詞に使うことができました。
パイナップルを知らなかったら、発音が似ているトランペットを使って、日の目を見ることが無かったかもしれません。
つまり、1つ1つは既存のモノです。
そして、ペンとパイナップルとアップルの組み合わせが、新しかったこと。
ペンもパイナップルもアップルも、誰もが知っている既存のモノですが、3つを組み合わせてリズムを付けた人はいません。
仮にパイナップルとアップルの組み合わせを思い付いても、おいしいジュースができるだけで、新しいアイデアではありません。
ペン-パイナップル-アップルという既存のモノを使って、新しい組み合わせを考えたことで、新しいアイデア「ペンパイナッポーアッポーペン」は生まれたのです。
身近にある「既存の技術」と「新しい組み合わせ」によって誕生したアイデア
「既存の技術」と「新しい組み合わせ」によって誕生したアイデア(発明)は私たちの身の回りにたくさんあります。
例えば、無いと生活できない存在になったスマホ。

スティーブ・ジョブズ率いるAppleが、ゼロからiPhoneを作り出したと思われてますが(私はそう思ってました)、iPhoneも「既存の技術」と「新しい組み合わせ」で誕生しました。
iPhoneの登場する前にも、スマホのような携帯はありました。
iPhoneが世界に衝撃を与えるアイデア(発明)だったのは、「携帯」と「タッチパネル」を新しく組み合わせたからです。
iPhone誕生前の携帯は、ボタンが何個もあり、使いづらいのが難点でした。
スティーブ・ジョブズは、「携帯を誰でも簡単に操作できる」ことを目指して、既存の技術であるタッチパネルと携帯を組み合わせたのです。
携帯とタッチパネルの組み合わせ。
今でこそ当たり前ですが、スティーブ・ジョブズが組み合わせるまで、誰も思いつかなかったアイデアです。
これであなたもアイデアマン!
ここまで、「ペンパイナッポーアッポーペン」と「iPhone」を例に、アイデアは、既存の技術(モノ)の新しい組み合わせである話をしました。
では、どうやったらアイデアを生み出すアイデアマンになれるのか?
それは「知識の領域を増やすこと」と「知識をどう使うか」です。
知識の領域を増やそう

ここまで紹介した通り、アイデア(発明)を生み出すには、既存の技術(モノ)を知っている必要があります。
ペン、パイナップル、アップルを知らないと「ペンパイナッポーアッポーペン」は生まれませんでした。
新しいアイデア(発明)のためには、情報を集めて自分の中で既存(知っている)領域を増やすことが、必要不可欠です。
「知識の引き出しを増やせ」
「アンテナを高くしろ」と言われるように、
アイデアを生み出すために、情報を吸収し、知識を蓄えましょう。
知識はいくら蓄えても、物理的に邪魔になりません。
「いつか使うかも」となんでも(他人から見たらゴミ)をため込むと、ゴミ屋敷になってしまいますが、知識であればゴミにも邪魔にもなりません。
知識が大事なのは認識していても、集めるのは難しいですよね。
学生だったら学校に行くだけで、知識が向こうから勝手にやって来ます。
ですが、社会人になると待っていても、誰も教えてくれません(知識はやって来ません)。
自分から、知識を得るために行動を起こす必要があります。
知識を得る方法でおすすめなのが、読書です。
本には著者が膨大な時間を費やして得た知識や、経験した体験が書かれています。
直接経験せずとも、家にいながら少しの時間で、いろいろな知識を得ることができる読書。
新しい知識に出会うために、読書を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
読書に関わる?私の好きな言葉を紹介します。
「愚者は経験から学び、賢者は過去から学ぶ」
鉄血宰相と呼ばれた、ビスマルクの言葉です。
自分が直接経験して学ぶのには、時間的にも金銭的にも制約がある。
他人の過去(経験)から学べば、時間を有効に活用しながら学ぶことができる。
そんな意味だと解釈しています。
得た知識をどう使うか

アイデアを生み出すためには、知識の量が大事である話をしましたが、知識の量だけではアイデアは誕生しません。
知識量だけで良いアイデアが出てくるのであれば、雑学王は発明王になれますし、暗記力が高い人も発明王になれます。
しかし、発明王エジソンや偉大な発明をした偉人たちは、記憶力だけでアイデアを生み出したのではありません。(普通の人よりは記憶力が良かったかもしれませんが)
優れたアイデアには、知識の他に何が必要かというと、
得た知識・アイデアを「良く消化」することです。
本書に書かれている、「アイデアを生み出す公式」では、無意識の創造過程と表現されています。
アイデアを生み出すために知識(情報)を集めたら、思いつく限りの組み合わせを考え、書き留めておく。
そのあと、消化の時間が始まります。
消化の時間は何をするかというと、
「アイデアについては何も考るな!」です。
せっかく必至に集めた情報の組み合わせを、忘れろ!考えるな!というのです。
「なんで忘れるのが大事なの?」
「ずっと考えていたほうがいいアイデアが生まれんじゃないか?」
そう思われるかもしれませんが、忘れて他のことをするのが、良いアイデア誕生には必要なんです。
お風呂に入っている時、台所で料理を作っている時に、
ずっと疑問だったことが「これか!」と、突然分かる体験をされたことはないでしょうか?
アイデアをずっと考えるのではなく、少し寝かせて消化することで良いアイデアに昇華するのです。
知識を集めるのは誰でもできるので、消化がうまいのがアイデアマンになる秘訣だと思います。
知識で胃もたれしないように、集めた知識や考えたアイデアは、適度に消化していきましょう。
最後に
本書は、私に多くの教訓を授けてくれました。
その中から最後に、1つ紹介します。
「頑張って手に入れた知識やアイデアも、価値があるかは使い手次第」
知識を増やすのは、やる気さえあれば何とかなります。
知識を良いアイデアに繋げられるかは、「知識をどうやって自分なりに消化するか次第」だと思います。
『アイデアのつくり方』を読む際は、詰め込みすぎて胃もたれしないように、気を付けてください。
