持たざる者ドムドム、本を読む

『持たざる者こそ本を読め』をモットーに、本の紹介をしています

読めばあなたもアイデアマンになれる! 『アイデアのつくり方』

掲載日:2025/5/11

 

 

 

あなたの周りに”アイデアマン”と呼ばれる人はいないだろうか?

 

「問題に対して誰も思いつかなかった、斬新なアイデアで解決する」

「アイデアが泉のように湧き出てくる」

「様々な状況にあった提案ができる」

 

そんな、誰もがうらやむアイデアマン。

 

自分もなりたいと思いつつ、

「私にはそんな発想力はない」

「アイデアマンには生まれ持った才能があるんだ」と諦めていないだろうか。

 

でも、アイデアマンと呼ばれる彼らも、私たちと同じで特別ではないとしたら?

 

たった60分で読める本に、アイデアの生み出し方が書いてあるとしたら?

 

 

こんにちは。ドムドムです。
読書と本の収集が趣味の、本が大好きな私が、
「面白い!」
「悩みや疑問と向き合えた!」
「新たな知識の扉が開いた!」
と感動したおすすめの本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

アイデアマンに憧れる人におすすめの本は、

アイデアのつくり方』です。

 

本の概要

・タイトル:アイデアのつくり方

・著者:ジェームス・W・ヤング

・ページ数:102ページ

著者は、若くして広告代理店に勤め、アメリカ広告業界にその名を残した”ジェームス・W・ヤング”氏です。

広告代理店というアイデアを出してなんぼの世界で、魅力的な広告(アイデア)を生み出し続けた著者が、「アイデアを生み出す公式」を惜しみなく伝えてくれるのが本書『アイデアのつくり方』です。

 

本の帯に書かれた宣伝文句「60分で読めるけれど、一生あなたを話さない本」の通り、約100ページの本で、60分ですらすら読めます。

 

「100ページ程度で何が分かるんだ」と侮ってはいけません。

本書は1940年に原書が発行されて以降、85年の長きにわたり、多くの読者に影響を与えてきました。

 

私も影響を受けた1人です。

優れたアイデアを出せる人は、「生まれ持った才能があるもの」と思っていましたが、そうではなかったことが、衝撃でした。

そして、アイデアを生み出すためには方程式があり、誰でも実践可能なことに。

 

この記事では、「私が得た教訓」「アイデアを生み出す方法」を紹介します。

 

 

 

◆目次◆

 

アイデアは、「既存の技術の新しい組み合わせ」

 

「アッと驚く」斬新なアイデアや、奇抜な発明品はどのようにして生まれるのか、ご存じでしょうか?

 

「天才が一夜にして思いついた」

「アイデアマンの脳内には、常人にはない何かがある」そうではないようです。

 

突然、新しいアイデアや発明が誕生するのではなく、

アイデアは、既存の技術(モノ)の新しい組み合わせなのです。

 

1つ1つは既存の技術(モノ)ですが、誰も思いつかなかった新しい組み合わせになると、アイデアになる。

 

重要なのは、「既存の技術」と「新しい組み合わせ」この2点だと思います。

 

まず、既存の技術であること。

組み合わせるにしても、知らないものは組み合わせることはできません。

ピアノを知らない人が、「ピアノを弾きたい!」と思わないのと同じです。

 

そして、新しい組み合わせであること。

既存の技術(モノ)は、調べれば誰でも知りえる情報です。

誰もが知っていて、少し考えれば思いつく組み合わせでは、新しいアイデアにはなり得ません。

既存のモノ同士の組み合わせでありながら、誰も思いつかない組み合わせにすることが重要なのです。

 

PPAPでアイデアを考えてみよう

 

「既存の技術(モノ)」と「新しい組み合わせ」。

 

「分かりやすい、いい例はないかな~」と頭を捻っていると、「これだ!」と思う例がありました。

 

それは、「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」です。

(画像引用:illust Mansion)

 

ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)は、2016年に日本のみならず、世界中ではやった歌?です。
記憶に残るリズムと、ピコ太郎さんのダンスは、印象に残っている人も多いと思います。

 

ペンパイナッポーアッポーペンこそ、「既存の技術(モノ)」と「新しい組み合わせ」によって誕生した、新しいアイデア(発明)ではないでしょうか。

 

ペンパイナッポーアッポーペンを構成するのは、ペン-パイナップル-アップル-ペンです。

 

ピコ太郎(古坂大魔王)が、ペンもパイナップルもアップルも知っていたから、歌詞に使うことができました。

パイナップルを知らなかったら、発音が似ているトランペットを使って、日の目を見ることが無かったかもしれません。

つまり、1つ1つは既存のモノです。

 

そして、ペンとパイナップルとアップルの組み合わせが、新しかったこと。

ペンもパイナップルもアップルも、誰もが知っている既存のモノですが、3つを組み合わせてリズムを付けた人はいません。

仮にパイナップルとアップルの組み合わせを思い付いても、おいしいジュースができるだけで、新しいアイデアではありません。

 

ペン-パイナップル-アップルという既存のモノを使って、新しい組み合わせを考えたことで、新しいアイデア「ペンパイナッポーアッポーペン」は生まれたのです。

 

 

 

身近にある「既存の技術」と「新しい組み合わせ」によって誕生したアイデア

 

「既存の技術」と「新しい組み合わせ」によって誕生したアイデア(発明)は私たちの身の回りにたくさんあります。

 

例えば、無いと生活できない存在になったスマホ。

 

スティーブ・ジョブズ率いるAppleが、ゼロからiPhoneを作り出したと思われてますが(私はそう思ってました)、iPhoneも「既存の技術」と「新しい組み合わせ」で誕生しました。

 

iPhoneの登場する前にも、スマホのような携帯はありました。

iPhoneが世界に衝撃を与えるアイデア(発明)だったのは、「携帯」と「タッチパネル」を新しく組み合わせたからです。

 

iPhone誕生前の携帯は、ボタンが何個もあり、使いづらいのが難点でした。

スティーブ・ジョブズは、「携帯を誰でも簡単に操作できる」ことを目指して、既存の技術であるタッチパネルと携帯を組み合わせたのです。

 

携帯とタッチパネルの組み合わせ。

今でこそ当たり前ですが、スティーブ・ジョブズが組み合わせるまで、誰も思いつかなかったアイデアです。

 

 

 

これであなたもアイデアマン!

ここまで、「ペンパイナッポーアッポーペン」と「iPhone」を例に、アイデアは、既存の技術(モノ)の新しい組み合わせである話をしました。

 

では、どうやったらアイデアを生み出すアイデアマンになれるのか?

 

それは「知識の領域を増やすこと」と「知識をどう使うか」です。

 

知識の領域を増やそう

 

ここまで紹介した通り、アイデア(発明)を生み出すには、既存の技術(モノ)を知っている必要があります。

ペン、パイナップル、アップルを知らないと「ペンパイナッポーアッポーペン」は生まれませんでした。

 

新しいアイデア(発明)のためには、情報を集めて自分の中で既存(知っている)領域を増やすことが、必要不可欠です。

「知識の引き出しを増やせ」

「アンテナを高くしろ」と言われるように、

アイデアを生み出すために、情報を吸収し、知識を蓄えましょう。

 

知識はいくら蓄えても、物理的に邪魔になりません。

「いつか使うかも」となんでも(他人から見たらゴミ)をため込むと、ゴミ屋敷になってしまいますが、知識であればゴミにも邪魔にもなりません。

 

知識が大事なのは認識していても、集めるのは難しいですよね。

 

学生だったら学校に行くだけで、知識が向こうから勝手にやって来ます。

ですが、社会人になると待っていても、誰も教えてくれません(知識はやって来ません)

自分から、知識を得るために行動を起こす必要があります。

 

 

知識を得る方法でおすすめなのが、読書です。

 

本には著者が膨大な時間を費やして得た知識や、経験した体験が書かれています。

直接経験せずとも、家にいながら少しの時間で、いろいろな知識を得ることができる読書。

新しい知識に出会うために、読書を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

 

読書に関わる?私の好きな言葉を紹介します。

「愚者は経験から学び、賢者は過去から学ぶ」

鉄血宰相と呼ばれた、ビスマルクの言葉です。

 

自分が直接経験して学ぶのには、時間的にも金銭的にも制約がある。

他人の過去(経験)から学べば、時間を有効に活用しながら学ぶことができる。

そんな意味だと解釈しています。

 

 

 

得た知識をどう使うか

 

アイデアを生み出すためには、知識の量が大事である話をしましたが、知識の量だけではアイデアは誕生しません。

 

知識量だけで良いアイデアが出てくるのであれば、雑学王は発明王になれますし、暗記力が高い人も発明王になれます。

 

しかし、発明王エジソンや偉大な発明をした偉人たちは、記憶力だけでアイデアを生み出したのではありません。(普通の人よりは記憶力が良かったかもしれませんが)

 

優れたアイデアには、知識の他に何が必要かというと、

得た知識・アイデアを「良く消化」することです。

 

本書に書かれている、「アイデアを生み出す公式」では、無意識の創造過程と表現されています。

 

アイデアを生み出すために知識(情報)を集めたら、思いつく限りの組み合わせを考え、書き留めておく。

そのあと、消化の時間が始まります。

 

消化の時間は何をするかというと、

「アイデアについては何も考るな!」です。

 

せっかく必至に集めた情報の組み合わせを、忘れろ!考えるな!というのです。

 

「なんで忘れるのが大事なの?」

「ずっと考えていたほうがいいアイデアが生まれんじゃないか?」

そう思われるかもしれませんが、忘れて他のことをするのが、良いアイデア誕生には必要なんです。

 

お風呂に入っている時、台所で料理を作っている時に、

ずっと疑問だったことが「これか!」と、突然分かる体験をされたことはないでしょうか?

アイデアをずっと考えるのではなく、少し寝かせて消化することで良いアイデアに昇華するのです。

 

知識を集めるのは誰でもできるので、消化がうまいのがアイデアマンになる秘訣だと思います。

知識で胃もたれしないように、集めた知識や考えたアイデアは、適度に消化していきましょう。

 

 

 

最後に

 

本書は、私に多くの教訓を授けてくれました。

 

その中から最後に、1つ紹介します。

「頑張って手に入れた知識やアイデアも、価値があるかは使い手次第」

 

知識を増やすのは、やる気さえあれば何とかなります。

知識を良いアイデアに繋げられるかは、「知識をどうやって自分なりに消化するか次第」だと思います。

 

アイデアのつくり方』を読む際は、詰め込みすぎて胃もたれしないように、気を付けてください。