持たざる者ドムドム、本を読む

『持たざる者こそ本を読め』をモットーに、本の紹介をしています

全ての業種・職種に共通する「仕事で一番大事なこと」答えられますか?

掲載日:2025/8/17

 

皆さん、仕事はうまくいっていますか?

 

まだ学生の方、求職活動中の方、入社1年目の方、入社20年を超えるベテランの方など、様々な立場の方がおられると思います。

働く業種も、看護師・自営業・運転手など。働く多くの人のおかげでこの世界は成り立っています。

 

仕事についての悩みは人それぞれあるようで、仕事の悩みに関する本が毎年多く出版されています。

  • コミュニケーション力を高める本
  • 思考力を鍛える本
  • Excel,PowerPointの使い方の本 など...

 

私も仕事に関する悩み(どうすれば先輩のようにテキパキと仕事ができるのか、報連相をうまくしたい、メールを早く書きたい、など)があり、仕事に関するハウツー本を読んでは、仕事に取り入れてきました。

 

今回紹介する本は、私がこれまでに読んだ仕事に関する本で、

ダントツで役に立ち、仕事に対する考え方が変わった」1冊です。

 

本の名前は、『コンサル1年目が学ぶこと

 

社会人になって10年以上たった時に出会い、早く出会っていれば...と思う本です。

そして間違いなく「私を変えた1冊」です。

 

こんにちは。ドムドムです。
読書と本の収集が趣味の、本が大好きな私が、
「面白い!」
「悩みや疑問と向き合えた!」
「新たな知識の扉が開いた!」
と感動したおすすめの本を紹介します。

 

 

 

 

 

 

◆目次◆

 

本の概要

・タイトル:コンサル一年目が学ぶこと

・著者:大石 哲之

・ページ数:281ページ

 

本書はコンサルタントとして活躍された”大石哲之氏”が、政治家や経営者、大学で活躍されている元コンサルタントの方々に取材を行い、「コンサルタント1年目で学んだ、職種・業種が変わった今でも役に立っていること」を大石氏の体験も踏まえてまとめられたものです。

 

なぜコンサルタントでの経験が役に立つのか

それは、コンサルタントは結果が求められる厳しい世界において、成果を出すべく多くのスキルを1年目から徹底的に教え込まれるからです。

コンサルタントは、クライアントとなる企業が持つ課題を発見し、課題を解決するための戦略の立案、業務の改善を行う仕事をされています。担当するクライアントの業界は多岐にわたるだけに、多くの知識を必要とし、結果とスピードが求められる職種です。

クライアントの経営方針にも影響を与えるコンサルタントの仕事で培われたスキルや思考力には大きな価値があり、コンサルタントを辞め別の業界でリーダーやマネージャーとして活躍されている元コンサルタントの方も多いそうです。

 

そんな多くの職種・業種で活躍されている元コンサルタント達が1年目に学んだ「仕事で役立つ普遍的なスキル」を本書では30個紹介されています。

 

本記事では、私でもすぐに実践できて役に立った次の3つの考え方・スキルを紹介します。

 

  1. 相手の期待値を越え続ける
  2. 仮説思考
  3. 喋らないなら会議に出るな

 

 

 

 

仕事で一番大事なことは相手の期待値を越え続けること!

最初に紹介するのは、仕事に対する考え方から。

(この考えに出会えただけでも、本書を買ってよかったと思います。)

 

仕事で一番大事なことは相手の期待値を越え続けること

 

この考えに出会ったとき「ハッ」としました。これほど仕事を表している言葉はないからです。

仕事とは何か、仕事で一番大事なものはなにか、と尋ねられたらこのように答えればよいのです。「相手の期待値を越え続けること」と。

ちなみに著者が取材した元コンサルタント全員が、仕事で一番大事なものは何かに対して、「相手の期待値を越え続けること」と回答されたそうです。

 

仕事をする中で大事なものは人によって様々で、

・思いやりの心

・明日の世界を今日よりよくする

・挨拶 など...

どれも素晴らしいですが、職種・業種によって考えはそれぞれ異なります。

 

でも、どの職種・業種にも当てはまることが1つあります。

それこそが「相手の期待値を越え続ける」。

 

どんな仕事にも、顧客、上司といった相手がいるはずです。

その相手の期待に応え、期待を上回り続けることこそ、仕事をする上で最も重要なことではないでしょうか。

 

例えば、大工さん。

顧客である”家の購入者が期待している”以上の家を建てようと、日々汗を流しています。

公共交通機関の運転手はどうでしょうか。

時間通りに安全に目的地に届ける、という”乗客の期待値”を越えるべく今日も安全運転をされています。

また、様々な技術者。

”顧客の期待以上の性能の新商品”、”顧客が期待する以上のおいしさの食品”を開発すべく、日々格闘しています。

 

この考えに従えば、仕事について書かれたあらゆる本は、「相手の期待値をどうすれば越えられるのか」について書かれた本と受け止めることができるのではないでしょうか。

本書で紹介されている30個のスキルも、相手の期待値を越えるためのスキルと捉えられます。

 

 

 

相手の期待値を知ろう!

「相手の期待値を越える」と言っても、職種・業種も違う、相手によって考え方も違う仕事において、万人に通用する期待値なんてありません。

また、相手が同じ上司でも、いつも同じ期待値ということもありえないでしょう。

 

どうすれば顧客・上司の期待値を知ることができるのでしょうか?

それは、報連相を通じて共通の認識を得ることです。

 

 

報告・連絡・相談は、上司や顧客と共通の認識を持つ大切な業務の1つです。

 

例えば、上司が相手の場合

  • 仕事の背景や目的
  • 具体的な仕事の成果イメージ
  • クオリティ
  • 優先順位、緊急度

といった、「上司が仕事を進める中でどのような期待を持っているのか」を知っておくことが大切です。

 

私の経験として、新入社員や若手は優先順位、クオリティについてしっかり上司と共有することが大事だと思います。

新入社員のうちは、何のためかわからない頼まれた仕事をすることが多く、どのくらい緊急度があるのか、求められるクオリティはどのくらいか、分からないことが多いことでしょう。

 

自分の中では120%のできで、定められた期限に上司に提出しても、

「そんなに時間をかけずとも、おおざっぱでよかったのに」

「方向性が指示と違う」など

認識が違っていたばかりに、費やした時間が無駄になってしまうことがあります。

 

求められるクオリティ、優先順位は確実に上司と共有しましょう

不安な時は中間報告をするなどして、方向性にズレが無いか上司に確認するのも良い手段です。

 

余計なことはしない

期待値が分かったとしても油断は禁物です。

相手の期待する方向性から外れた余計なことはしてはいけません

 

人は良かれと思って、頼まれもしない余計なことをしてしまうものです。

・成果物を丁寧につくるあまり、期日より遅れた

・関係のない資料作成に時間を費やす

 

このような求められてもいない作業は、褒められないどころか費やした時間を無駄に消費していると考えられてしまいます。

期待値を下回るのは絶対にダメですが、求められていないことをするのも同じくダメなのです。

 

誰かが言っていましたが「良かれと思ってしたことはだいたい裏目に出る」。

まさしくこれです。

 

期待値を越え続け、さらに余計なことはしない。

自分の仕事が無駄にならないように、基本ではありますが報連相をしっかりして、認識を共有する習慣を身につけましょう。

 

 

 

 

仮説思考:仮説ありきですすめよう!

 

2つ目に紹介するのは、物事の進め方についての思考です。

 

コンサルタントの思考法の中で最も重要なのは、「はじめに仮説有りき」だそうです。

何をするにおいても、まずは仮説を立てることを徹底する。

クライアントの抱える課題に対してやみくもに調査を進めるのではなく、「もしかしたら、こうではないか」と仮説を立てることからはじめます。

 

順番としては、仮説を立ててから、リサーチ。

仮説を立てているので、リサーチも必然と仮説を検証する目的で行います。

仮説なしのリサーチは決して行いません

 

私は以前まで問題に突き当たると、「それ問題解明!」とばかりに手当たり次第に楽なものから調査していましたが、いつも時間が掛かっていました。一度調べたことをもう一度調べたり、原因があれもこれも出てきて発散してしまうことも度々。

問題が起こる時は突然で、時間が無いというのもありますが、これでは問題が特定できても、たまたま運が良かっただけで、次も同じ手段でうまくいくとは思えません。

 

仮説を立てておけばリサーチにも意味が出てきて、この仮説はリサーチの結果と違うから除外。次の仮説→リサーチと順々に原因に到達する事ができます。

 

急いでいるこそ、仮説→リサーチ→フィードバックのサイクルが必要ではないでしょうか。

 

 

 

喋らないなら会議に出るな

最後に紹介する仕事で役立つ教えは、「喋らないなら会議に出るな」です。

 

これは私を含め多くの日本人に刺さる言葉ではないでしょうか。

著者の大石氏も言われたことがあり、なんと入社1年目の最初に参加した会議で上司から言われたそうです。

「何も発言しないのなら、出席せずに別の作業をしていてください」と。

君はいらないと言われたように感じて、相当ショックだったそうです。

入社1年目のそれも最初に出席した会議で言われたら、私だったら今はやりの”退職代行”を使って次の日に退職してしまうかも。

 

日本人は、謙虚で会議で発言することに抵抗がある人が多く、質問を求められてもシーンとなる事が常だと思います。

逆に外資系のような海外の企業では、発言しないとチームに貢献する意思がないと感じられるそうです。

著者も上司に言われて「初めてで分からない会議でも出席する以上は、自分で考えて発言をしなければいけない」と会議に臨む姿勢を変えられたそうです。

 

日本は関係のない人も会議に集まるので、大勢の前で発言するのは恥ずかしいかもしれませんが、勇気を出して発言することで他の人も発言しやすくなります。

会議の後に「君はいらない」と言われるほど恐ろしいことはありません。

「いらない人」にならないように、少しの勇気でみんなを驚かせましょう!

 

 

 

 

 

最後に

 

紹介されている仕事で役立つスキル30個の内、3つを紹介しました。

本書には紹介したほかにも、すぐに実践可能でいつまでも役立つスキルが満載です。

 

話は変わりますが、本書は青色のブックカバーが特徴的です。青色の本はなかなかないので、本棚に青色の本が欲しい方にもおすすめの1冊です。

 

1日でも早く本書に出会い、社会で活躍される人が増えることを願っています。