皆さんこんにちは。ドムドムです。
読書と本の収集が趣味で、主に?おすすめの本の紹介をしています。
今回は、本の中に登場する言葉を紹介します。
私が読んだ本の中から、心が動かされたり、目を引いた言葉を紹介します。
本は名言であふれてる

本には、著者が読者に「伝えたいこと」が書かれています。
伝えたいことは
・人生で培ってきた経験や知識
・自分が考えたこと
・趣味の押し売り
など著者によって異なりますが、本を手に取った読者に「伝えたい」という強い思いがあるからこそ、本として世の中に出てくるのです。
本は思いを言葉にして伝えるツールであり、様々する言葉も様々です。
読者に思いを伝えるために言い回しを工夫したり、たとえ話やことわざ、偉人のエピソードや名言が引用されます。
本を読むことで普段の会話で使える言い回しや、座右の銘になるような名言、本を読まなければ知りえなかった言葉に出会えます。
そうして得た言葉は、読者を支えてくれる存在になります。
この記事では、私が本を読んで出会った言葉を、20個ほど紹介します。
紹介の仕方。
■言葉の出所
言葉が書いてある本(著者. 本の題名. 出版社,言葉が書いてあるページ)
※過去にブログで紹介した本には、本の題名にリンクが張ってあります
紹介する言葉
名言の紹介
■イギリスの格言
(茂木誠. マンガでわかる地政学. 池田書店, p.107)
永遠の友も、永遠の敵もない。あるのは永遠の利益のみ。
記念すべき1つ目は、イギリスの格言です。
この格言が登場するのは、「地政学」(”地形によって、国と国との関係がどう変わるのかを考える学問”)について書かれた本です。
国の利益のためには、昨日の敵とも手を取り友となり、昨日の友とも敵になる。
三枚舌外交に代表される、外交が得意?な、いかにも「イギリスらしい言葉」です。
最初にこの言葉を見たときは何も思いませんでしたが、本書を読み進めていくと、この言葉には、「地政学がどんな学問なのか?」が詰まっていると思うようになりました。
■小説『順列都市』
(グレッグ・イーガン. 順列都市:下. 早川書房, 2009, p.56)
又々々々々々いとこ
名言ではないのですが、強く印象に残っている文字列?です。
この文字列は、自分の「コピー」をコンピューターに作ることが可能になった世界を描いた、小説『順列都市』に登場します。
繰り返しの「々」が、5回も続いています。
いとこは両親の兄弟の子供ですが、5回も続くとどんな関係なのか想像ができません。
本には堅苦しい言葉しか出てこないと思っていた当時の私は、「又々々々々々いとこ」のインパクトに驚きました。
■ウォルト・ホイットマン(アメリカの詩人)
(小川寛大. 南北戦争. 中央公論新社, 2021, p.43)
出かける時のあの高言、あの高慢な放言はどこへ行ったのか?
軍旗、軍楽隊はどこだ、それから捕虜を引っ張っている来るという縄は?
さよう、軍楽隊の演奏はない—
軍旗は、恥ずかしげに、身を縮めて竿にすがりついているばかりだ。
陽は昇る、が、輝かぬ。
62万人もの死者を出した、アメリカ南北戦争について書かれた本に登場する言葉です。
アメリカの有名な詩人「ウォルト・ホイットマン」の日記からの引用です。
南北戦争当初、戦争は直ぐに終わると誰しも疑わず、若者は冒険気分で戦地に赴きました。
しかし実際の戦場には、思い描いていた栄誉も名誉もなく、理想は砕かれます。
「戦争には輝かしい光などない」ことを表現した詩的な名言です。
最後の「太陽は昇る、が、輝かぬ。」
この一言に戦争の悲惨さが詰まっている気がします。
■漫画『銀河鉄道999』(星野哲郎のセリフ)
(松本零士. 銀河鉄道999 蛍の街. 小学館, 2014, p.215)
ぼくの未来や運命は自分で決めたい!!
他人に指図されたくはない・・・
そのために死んでも後悔はしないぞ!!
機械の体をただでくれる星を目指して、星と星を結ぶ銀河鉄道999で旅を続ける少年を描いた、SF漫画での1コマ。
旅の途中で「ここで一緒に暮らしてくれるなら、機械の体をただでくれる」と言われた時に、主人公の哲郎が返したセリフ。
自由を手放してまで機械の体は欲しくないという、強い意志が感じられる言葉です。
■ 日本一短い手紙 本田作左衛門(戦国武将 家康の家臣)
(磯田道史.殿様の通信簿. 新潮社, 2020, p.272)
一筆啓上、
火の用心、
お仙泣かすな、
馬肥やせ
戦国武将が妻に送った、「日本一短い手紙」です。
手紙を書いたのは、天下人 徳川家康に仕えた、戦国武将の本田作左衛門です。
歴史学者の磯田道史教授が、「徳川家康の家臣で最も面白い男」と紹介されるほどの魅力ある武将です。
「殿様の通信簿」の中では、本田作左衛門に関する深いエピソードが紹介されています。
原文は「一筆申す、火の用心、おせん痩さすな、馬肥やせ、かくし」だったそうで、お仙は男の子です。
原文にも馬肥やせはありますが、「お仙にしっかり食べさせろ」から「お仙泣かすな」に変わっているのが不思議です。
日本海海戦で秋山真之が送った電報「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」と同じく、短い言葉でメッセージを伝える言葉として印象に残っています。
■本のカバーに書かれた誘い文句
(田中靖浩. 会計の世界史. 日本経済新聞出版社, 2020, カバー表紙)
「世界史ギライ」の方をげんなりさせる、よく知らないカタカナの人や、細かい年号もほとんど出てきません。
この言葉は、「会計の世界史」の本のカバーに書かれている、読者への誘い文句です。
「よく知らないカタカナの人」
この言葉が目に飛び込んできたときは、思わず吹き出しました。
歴史の教科書や本には、覚えるはもちろん発音するのも難しい外国人がたくさん出てきます(日本人の名前ですら覚えるのは大変ですよね)。
そんな「昔のよく分からない外国人」のことを、「よく知らないカタカナの人」とうまく言い表しています。
このような「素敵な言い換え」ができるようになりたいものです。
■コジモ・デ・メディチ(フィレンツェの銀行家)
(田中靖浩. 会計の世界史. 日本経済新聞出版社, 2020, p.84)
嫉妬とは雑草のようなものだ、決して水を与えてはいけない。
中世のフィレンツェで財を成した銀行家「コジモ・メディチ」の口癖です。
常々息子たちに、「成功していることを見せびらかすな」と伝えていたそうです。
成功を見せびらかして嫉妬が生まれることを、雑草に水を与えることに言い換えた、非常に分かりやすい言い回しです。
■ことわざ
(田中靖浩. 会計の世界史. 日本経済新聞出版社, 2020, p.415)
講釈師、見てきたような嘘を言い。
言葉の意味は、「さもその場で見たかのように嘘をペラペラしゃべること」です。
5・7・5になっていて何度も言いたくなる、頭から離れない不思議なことわざです。
「会計の世界史」を読まなければ、この”ことわざ”に出会うことはなかったことでしょう。
本を読めば、普通に生活しているだけでは出会えないことわざや言い回しに出会えることがあり、自分の知っている言葉の世界が広がります。
■ヴォルテール(フランスの哲学者)
(モーガン・ハウセル. The Psychology of Money. ダイヤモンド社, 2022, p.11)
歴史は繰り返さない。
繰り返すのは常に人間である。
時代が変わっても、人間の本質は変わらないことを表現した言葉です。
本書では専門知識だけではなく、人間の本質「欲望」「不安」なども学ぶことの重要性を伝えるために、ヴォルテールの言葉を引用しています。
本には読者の理解を深めるために、偉人の言葉を引用する場面があります。
本を読めば内容だけではなく、多くの言葉に出会えて、言葉の引き出しが広がります。
皆さんも、読書を習慣にしてみてはいかがでしょうか。
■投資銀行の言い習わし
(モーガン・ハウセル. The Psychology of Money. ダイヤモンド社, 2022, p.129)
土曜に出社しない者は、日曜には居場所がないと思え。
投資銀行で働く人が「なぜ高収入なのか」分かる言葉。
■ナポレオン・ボナパルト(フランス皇帝)
(モーガン・ハウセル. The Psychology of Money. ダイヤモンド社, 2022, p.115)
周りの人間が正気を失っているときに、普通のことができる者。
ナポレオンによる天才的な軍人の定義。
軍人で天才というと、奇抜な作戦を思い付く人だと思っていましたが、天才ナポレオンによると「いざというときに、普通のことができる者」だと言います。
軍人はいざ戦争という時のために、厳しい教育を受けたり、日々訓練をしています。
また戦う前には計画を立てますが、砂ぼこりで周りが見えなかったり、殺し合いという狂乱の中で兵士の統制がとれない、なんてことはざらに起こります。
そんな非現実的な状況でも、いつもの訓練通りのことができる者こそ「天才である」。
天才であるナポレオンだから言えることかもしれません。
■習慣の意味を伝える言葉
(ジェームズ・クリアー. 複利で伸びる1つの習慣. PanRolling, 2021, p.55)
習慣は、誰かになるためにするものだ。
「日々の習慣を続けることで人生は変えられる」ことを書いた本に登場する、習慣の意味についての言葉。
毎日10分の英語学習・10分のジョギングといった毎日続ける習慣は、何かを得るためではなく、海外での活躍・スリムな体型など、「自分がなりたい自分になるため」であるという意味。
自分が本当に目指す姿のためだと考えれば、めんどくさい習慣も続けられるかもしれません。
■習慣は必ずしも良いとは限らない?
(ジェームズ・クリアー. 複利で伸びる1つの習慣. PanRolling, 2021, p.114)
つまり悪い習慣の暴走列車である。
悪い習慣(ジャンクフードを食べる、煙草を吸うなどが本書では紹介されている)を続けると、どんどん状況が悪化することを言い表した言葉。
どんどん悪化することを「暴走列車」に置き換えているのがポイントです。
■ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(○○のセリフ)
(ジェームズ・クリアー. 複利で伸びる1つの習慣. PanRolling, 2021, p.136)
一匹オオカミは死ぬ。だが、群れは生き残る。
私が引き込まれた長編ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の言葉が引用されていました。
しかし、登場人物の誰のセリフなのか分からず。
カッコいい言葉なので、もう一度見直してセリフを言った瞬間を拝みたいです。(全部見ると100時間越え)。
■ヴォルテール(フランスの哲学者)
(ジェームズ・クリアー. 複利で伸びる1つの習慣. PanRolling, 2021, p.163)
最善は善の敵である。
「最適な計画」や「完璧な方法」にこだわりすぎると、行動することすらできないことを伝える言葉です。
私も、ブログを始める前は、
・もう少し書くアイデアが浮かんでからにしよう
・もっと面白い本を読んでからにしよう
と最善(完璧)を目指していましたが、結局何もしないまま2年の月日が流れました。
「100%じゃなくてもいい、まずはやってみよう」という心構えの必要性に気付かされた、私にとって人生を変えた言葉です。
■アルフレッド・ノース・ホワイトヘッド(イギリスの数学者)
(ジェームズ・クリアー. 複利で伸びる1つの習慣. PanRolling, 2021, p.198)
考えずに行える作業の数が増えることによって、文明は進んでいく。
またまた、「複利で伸びる1つの習慣」から。
習慣化によって空いた時間を他のことに有効活用することで、人類は進化してきたようです。
言葉には関係ないですが、「ホワイトヘッド」とはカッコいい名前ですよね。
白い頭ですよ!
■ウィンストン・チャーチル(イギリス首相)
(R.B.ホワイト. 名言は力なり 生き方上手の智慧. 講談社, 1990, p.140)
楽天家は、どんな災いのなかにも好機を見るが、
悲観論者は、どんな好機のなかにも災いを見る
英文
An optimist sees an opportunity in every calamity;
a pessimist sees a calamity in every opportunity.
この言葉は世界の金言・訓言・名言・ことわざ・詩など、ありとあらゆる名句を集めた名言集「名言は力なり」に登場します。
名言は力なりシリーズは計7冊あり、私は寝る前に読んでいます。
名言や面白い言い回しが盛りだくさんの、おすすめの本です。
イギリス首相チャーチルが楽天家と悲劇家について語った言葉ですが、なかなかいい得ていると思いました。
私はどちらかと言えば楽天家なので、どんな時でも「何とかなるさ」と思ってますが、身近には何かとマイナスなことを言っている人もいます。
「楽天家は悲劇の中に幸運を見つけ、悲劇家は幸運の中に悲劇を見つける」
名言集の中でも、なぜか心に残っている言葉の1つです。
■イーニッド・バグノルド(イギリスの作家)
(H.O.ドーマン. 名言は力なり 一流の知性. 講談社, 1990, p.126)
なぜ鳥は朝になるとさえずるのか?
あれは勝利の叫びだ—
『また一晩生き抜いたぞ』
英文
Why do birds sing in the morning?
It's the triumphant shout:
"We got through another night."
「名言は力なり」シリーズからの言葉。
私は鳥ではないですが、朝起きて「また一晩生き抜いた!」と言ってみたいです。
■ダグラス・マロック(アメリカの作家)
(L.J.ピーター. 名言は力なり 悪魔のセリフ. 講談社, 1990, p.31)
この世でいちばんのウソつきの名は、"皆賀逸照(みながいってる)"
英文
The biggest liar in the world is They Say.
「皆賀逸照」は当て字だと思うのですが、翻訳家のユーモアが感じられる言葉です。
確かに「皆言ってるよ」は当てになりませんよね。
■トーマス・ジェファーソン(アメリカ第3代大統領)
(L.J.ピーター. 名言は力なり 悪魔のセリフ. 講談社, 1990, p.145)
たったひとりでも、勇気を持ってすれば、多数派たらん。
英文
One amn with courage is a majority.
名言は力なりシリーズの「悪魔のセリフ」に掲載された言葉。
「悪魔のセリフ」には、ウィットにとんだ言葉の紹介が多いですが、この言葉は名言だと思います。
この言葉を胸に、重苦しい空気が立ち込める会議の場で勇気を持って発言したいものです。
最後に
私は本の中で印象に残った言葉に出会うと、線を引いて思ったことを書いています。
また、そのページにはドックイヤーを付けています。
そうすることで、読み返したときに「その時自分が何を思ったのか」直ぐに思い出せます。
皆さんも読書する時は、自分の心が動かされる言葉を大切にして、あとで思い出せるようにしてみてはいかがでしょうか。