皆さんこんにちは。ドムドムです。
読書と本の収集が趣味で、主に?おすすめの本の紹介をしています。
今回は、本の中に登場する言葉の紹介です。
私が読んだ本の中から、心が動かされたり、目を引いた言葉を紹介します。
本は名言であふれてる

本には、著者が読者に「伝えたいこと」が書かれています。
伝えたいことは
・人生で培ってきた経験や知識
・自分が考えたこと
・趣味の押し売り
など著者によって異なりますが、本を手に取った読者に「伝えたい」という強い思いがあるからこそ、本として世の中に出てくるのです。
本は思いを言葉にして伝えるツールであり、様々する言葉も様々です。
読者に思いを伝えるために言い回しを工夫したり、たとえ話やことわざ、偉人のエピソードや名言が引用されます。
本を読むことで普段の会話で使える言い回しや、座右の銘になるような名言、本を読まなければ知りえなかった言葉に出会えます。
そうして得た言葉は、読者を支えてくれる存在になります。
この記事では、私が本を読んで出会った言葉を、1度に20個ほど紹介します。
紹介の仕方。
■言葉の出所
言葉が書いてある本(著者. 本の題名. 出版社,言葉が書いてあるページ)
※過去にブログで紹介した本には、本の題名にリンクが張ってあります
紹介する言葉
名言の紹介
安宅和人:『イシューからはじめよ』から
■リチャード・ファインマン(アメリカの物理学者)
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.70)
科学が役に立つのは先を見て推理を働かせる道具になるからだ。
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.178)
僕の代数は学校で教わったのではなく、屋根裏の物置で見つけた叔母の古い教科書を自分で読んで学んだものだ。
おかげで、問題の目的は要するにXが一体なんであるかをつきとめることにあり、その答をどのやり方で出したかなどどうでもいいんだということを悟ることができたのは、実に幸運だったと思う。
ファインマンは、量子電磁力学の発展に大きく寄与したことにより、日本の朝永振一郎らと共にノーベル文学賞を1965年に受賞しています。
学校では、英語の文法しかり、物理・数学の公式しかり、答えを導く過程まで教え込まれます。
しかし、社会に出て問題に直面すると、答えを導き出す過程は人によって様々で、時間をかけずに答えにたどり着くことが要求されます。過程はどうでもよく、いかに早く答えにたどり着けるかが重要になります。
社会人だからこそ「確かにな」と思う言葉です。
■安宅和人(日本の脳科学者)
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.86)
「知り過ぎたバカ」にならない。
本書の第一章に登場する、問題を見つけるためのコツについての言葉。
意外なことに、情報は集め過ぎても、知り過ぎても斬新なアイデアは出てこないと言います。
集め、知った情報によって身動きが取れなくなり、効率がかえって悪くなるんだとか。
本書では、「一日かけて完璧なデータを集めるより、30分で全員が議論できる数字を抑えたほうがいい」ともいわれています。
■ブラッド・バード(アメリカの映画監督)
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.130)
場面の中心になる事柄を強調して、他は省略するんだ。
リアルに書けばいい、という単純な話ではない。
「知り過ぎたバカ」に通じる言葉です。
■安宅和人(日本の脳科学者)
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.216)
本当に気の毒なのは「意味のわからないチャートを見せられて四苦八苦している聞き手や読み手の人」だ。
グラフの見せ方についての一言。
私も経験がありますが、1枚のスライドにカラフルなグラフがたくさん並んでいて、何が言いたいのか分からない資料を、時間をかけて作っている人が多い気がします(他人事ではないですが)。
発表者は必至に資料を前後しながら説明しますが、聞き手の頭にあるのは「?」なんですよね。しかも、1度分からないと思ったら後の話は頭に入って来ません。
常に読み手が理解できるかに気を付け、記事が書けるように頑張ります!
■著者がお世話になった教授の言葉
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.222)
どんな説明もこれ以上できないほど簡単にしろ。
それでも人はわからないと言うものだ。
そして自分が理解できなければ、それをつくった人間のことをバカだと思うものだ。
人は決して自分の頭が悪いなんて思わない。
著者がいまだに大事にされている言葉です。
私もモットーの一つにしたい言葉です。
■マッキンゼー(アメリカの戦略コンサルティング会社)の教訓
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.234)
すべての仕事は結果がすべてであり、この結果があるレベルの価値に到達しないと、その仕事はいかなる価値ももたず、多くの場合マイナスになる。
厳しいようですが社会で「努力」は一切評価されません。
常に「結果」が全てです。
本の題名は忘れましたが「ビジネスで最も大事なことは、結果を出して相手の期待を越え続けること」と書いてあったのを思い出しました。
■エンリコ・フェルミ
(安宅和人. イシューからはじめよ. 英治出版, 2021, p.140)
(実験には)2つの結果がある。
もし結果が仮説を確認したなら、君は何かを計測したことになる。
もし結果が仮説に反していたら、君は何かを発見したことになる。
稲盛和夫:『生き方』から
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.O十五)
「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、
生れたときより少しでもましな人間になる、
すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一三五)
私たちの人生とは、私たちの人間性を高めるためのプロセスにほかならない。
京セラの創業者で「経営の神様」と称される稲盛和夫氏が、考える「人生の目的」。
人生の目的が、自分が生きた証を残す、歴史に名を刻むなどではなく「生まれたときよりましな人間になる」というのは稲盛和夫氏だからたどり着けた哲学だと思います。
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.O二四)
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
稲盛和夫氏の幸福になる方程式。
重要なのは「足し算」ではなく「掛け算」であること。
どんなに能力や熱意があっても、考え方がマイナスだと結果もマイナスになってしまいます。
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.O五二)
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
何かを実行する時の、段階ごとに求められる考えかたについて。
■西郷隆盛
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一三一)
徳高き者には高き位を、功績多き者には報奨を
稲盛和夫氏が敬愛する西郷隆盛の言葉。
功績にはお金を、人格が高潔な人には高い地位を与えよということです。
世襲で地位が決まった江戸時代から、能力があれば誰でも高い地位につけるようになった明治の転換期を生きた西郷さんだからこそ、出た言葉ではないでしょうか。
■呻吟語(しんぎんご)に登場する言葉(中国の古典籍)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一三二)
深沈重厚(しんちんじゅうこう)なるは、これ第一等の資質。
磊落豪雄(らいらくごうゆう)なるは、これ第二等の資質。
聡明才弁(そうめいさいべん)なるは、これ第三等の資質。
呂新吾の著書「呻吟語」に登場する、リーダーに必要な資質について。
呻吟(しんぎん)とは、「病気で苦しんでいるときのうめき声」という意味。
病気の苦痛は病人にしか分からず、他人には分からない。しかも、病気が治れば、病人も苦しさを忘れてしまう。
著者の呂新吾(ろしんご)は、人生でかかった病気(人間関係での悩み、反省したこと)を忘れないように、呻吟語という書物にして携えることで、自分の常備薬としたと伝えられます。
リーダーに必要な資質に登場する言葉の意味は、
深沈重厚とは、「なにごとにも動じず、どっしりして落ち着きのあること」。
磊落豪勇とは、「細かなことにこだわらず、勇ましいこと」。
聡明才弁とは、「頭が良く、弁が経つこと」。
稲盛和夫氏は、一番目から、人格、勇気、能力だと捉えています。
確かに、歴史上のリーダーと言われる偉人も、誰もが付いていきたくなる「人格」が備わっていたからこそ、歴史に名を残す偉業ができたのかもしれません。
■古代中国のことわざ
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一五七)
天網恢恢疎にして漏らさず
(てんもうかいかいそにしてもらさず)
天の網は広く、悪人を網の目から漏らすことは決してないという意味のことわざ。
お天道様が見ているに近い意味です。
天の道から外れる悪いことはしてはなりませんぞ。
■菜根譚(さいこんたん)(中国の古典籍)に登場する言葉
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.二一八)
善を為すもその益を見ざるは、草裡の東瓜のごとし
善行をしても、その報いが現れないのは、草むらの中の瓜と同じであることを説いています。
草むらの中の瓜は見えなくても、立派に成長している。
善行が報われるには時間が掛かるが、焦らず正しいことをしろと言うことです。
■石田梅岩(江戸時代の思想家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一七九)
商人の売利は士の禄に同じ
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一七九)
まことの商人は、先も立ち、われも立つことを思うなり
江戸時代中期に活躍した思想家、石田梅岩の商売に対する言葉。
商売が卑しい行為と言う考えが浸透していた江戸時代に、商人が利を得ることは、武士が禄をはむのとおなじ正当な行為であり、恥ずべきことではないと説いています。
人の道に沿い、相手にも自分にも利のあるようにするのが商いであると。
トランプ大統領の関税問題で、厳しい立場にある日本に刺さる言葉ではないでしょうか。
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一七九)
利を求むるに道あり
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.二O二)
足るを知る
稲盛和夫氏が、これからの日本と日本人に必要な哲学は何かを一言で表した言葉。
もっと欲しい、もっと豊かになりたいといったエゴを捨て、自然の摂理に逆らわず、利他の心を持つことが、これからの私達には必要だとおっしゃられています。
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.一八四)
動機善なりや、私心なかりしか
KDDIを設立した時のエピソードに登場する、自分の本心を問いただす言葉。
自分がしようとしていることは「他人によく見られたい」「利益が欲しい」といった私心からではないか、本当に世のことを思ってのことなのか、いつも自分に問うてきたそうです。
このエピソードに代表されるように、『生き方』には稲盛和夫氏の哲学がふんだんに盛り込まれていて、自分を見つめなおしたい人におすすめの1冊です。
■稲盛和夫(実業家)
(稲盛和夫. 生き方. サンマーク出版, 2020, p.二四二)
たとえ石ころ一つでも、この宇宙を成立させるために必要不可欠な存在であり、どんなちっぽけなのもであっても、それがもし欠落するならば、宇宙そのものが成り立たなくなってしまう。
どんなちっぽけなものにも意味があることを、石ころに例えた言葉。